2015年度 実験補遺(PDF

実験補遺
平成 27 年 4 月(S セメスター用)
「基礎生命科学実験」 (理科二類・三類)
「基礎生命科学実験」 (文科)
「生命科学実験」
(理科一類)
1.一般的な注意事項
[グループ分けと日程]
基礎生命科学実験・生命科学実験は2つのグループに分かれておこなう。実施日程、各グループの
実験種目ローテーションは、21 KOMCEE EAST 3階 ホワイトボードとウェブサイト
(http://lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp/~cbioexp/)に4月1日頃、グループ分け名簿は 21 KOMCEE EAST
3階
生命科学実験室前ホワイトボードに実習開始前日までに提示するので、前もって確認しておく
こと。なお、入学式(4 月 13 日)と五月祭(準備)
(5 月 15 日)には授業を行わない。H27 年度は 4
月 6~10 日も休みになる(ただし次項も参照)
。さらに、6 月 2~4 日と 7 月 17 日は補講日であり授業
を行わない。また 5 月 7 日(木)には水曜日の振替授業をおこなう。
[文科、理科一類の履修希望学生]
第 1 回目の授業に先立ち、文科、理科一類の履修希望学生を対象として、4 月 7、8、9 日の 12 時 20
分から 21 KOMCEE EAST3階 生命科学実験室1にて履修曜日の調整を行う(30分ほど)。履修希望者
はいずれかの日に必ず参加すること。これに参加しなかった学生には履修を保証しない。どうしても
参加できない場合、事前に連絡すること(連絡先は下記参照)。
[ガイダンス]
第1回目の授業に、最初の20−30分間を使って実験概要ガイダンスをおこなう。自分の教室
(21KOMCEE EAST 3 階の生命科学実験室1か3のいずれかである)を実験室前に掲示した名簿で確認し
ておくこと。またガイダンスの後、直ちに実験をおこなうので、実習種目「実験3.顕微鏡の操作と
細胞の観察」を予習しておくこと。
[用意するもの]
教科書「基礎生命科学実験
第2版
東京大学出版会(初版を間違えて購入しないように)」、基礎
生命科学実験補遺(本プリント)
、生物実験レポート用紙(A5 版ケント紙、実験1~実験16で使用)、
レポート用紙(A4 版、実験17で使用)
、白衣を用意すること(補遺以外は、生協で入手可)
。
「実験1.
DNA と形質発現」の時には、白衣を着用すること。その他の実習中の服装は個人の判断に任せるが、ホ
ルマリン、色素を用いる実験では白衣を着用することが望ましい。手袋は、安全上手袋の必要な実験
1
1と実験2に関してはこちらで用意するが、その他の実習(解剖等)で必要な者は、実験用の薄手の
ゴム手袋を各自用意の上持参すること(生協で入手可)。
[実験の開始と終了]
13:00に実験を開始する。最初に実験に関する説明と注意をするので、遅刻は厳禁である。
13:30以降の遅刻は必ず欠席扱いとなる。実験終了後は、きちんと後片づけをして速やかに退
室すること。
実験は3、4限で終えられるように設定されている。必ずその間に実験を終えること。4 限終了時点
(16 時 40 分)でレポートが完成していない場合はその状態で評価を行う。
[成績評価など]
成績は、出席、実習態度、後片づけ、レポート(
「3.レポートについて」を参照)で評価する。出
席しているだけでは合格に達しない場合があるので、注意すること。
・欠席:原則として、欠席した種目は評価されない。
ただし、病欠、事故、忌引の場合、補充実験等の措置をとり、この限りでない。そのためには、欠
席日から1週間以内に欠席理由を証明するもの(診断書など)を提出し、担当教員の指示を仰ぐこと。
期限までに申告がなかった場合には上記の措置はあり得ない。また、他科目の追試、部活動はこの措
置の対象とならない。
・遅刻:遅刻は減点する。
・早退:実験中に 30 分以上の無断退室が認められた場合、減点となる。また、早退は欠席扱いとなる。
体調不良などで早退する場合は、必ず実験担当教員に申告し、補充実験を希望する場合は早めに手続
きをすること。
・後片づけ:後片づけが悪い場合は減点する。
・予習:必ず自分が受講する種目を、補遺末巻に記載された実験概要および教科書テキストと DVD 教
材で予習してくること。予習を怠ると、実験の進行に支障をきたすばかりか、グループ実験では、他
のメンバーに迷惑をかけることにもなる。また、実験全体の流れを前もって把握しておくことは、事
故を未然に回避するためにも重要である。
[生命科学実験室使用上の注意]
・実験室内では飲食厳禁である。
・実験中出る廃棄物は教員の指示に従い、決められた場所に廃棄する。その他のごみは実験室外のご
み箱に分別して捨てること。
・大学構内での喫煙は指定場所に限られる。21 KOMCEE EAST は全面禁止である。
[履修に関する注意]
・同時に2つの基礎実験(基礎生命科学実験と基礎物理学・化学実験)を履修することは認められない。
・基礎生命科学実験は、2S セメスターのみの開講であるため(2A セメスターはない)、理科二類・三
類生は、この単位をとらないと留年が決定してしまうので注意すること。
2
基礎生命科学実験・生命科学実験に関する問い合わせは、生命科学教員控室 または、
cbioexp+21@lecture.ecc.u-tokyo.ac.jp まで。
2.毎回の実験作業に関する注意
[実験廃棄物]
生命科学実験では、生物材料、割れたカバーガラス等のガラスゴミ、カミソリ、自動ピペットのチッ
プ、マイクロチューブ、チューブ、ビニール手袋など様々な廃棄物が出る。これらは分別して回収し、
事業系一般廃棄物(可燃ごみ)、産業廃棄物(不燃ごみ)、プラスチックリサイクルごみ(滅菌・洗浄
後、高炉燃料リサイクルされる)
、感染性(疑似感染性)廃棄物等として処理される。よって、実験で
出る廃棄物は担当教員の指示に従い、指定された容器に捨てること。万が一可燃物中に割れたガラス
やメスなどの危険物が混入していた場合、東京大学全体のゴミの引き取りが都により拒否される可能
性もある。実験中の廃棄物の扱いは慎重におこなってほしい。
[禁止事項]
実験の安全(次項参照)と授業の進行上,以下の内容は禁止している。
・ サンダルで実験室に出入りすること
・ 大声で私語をすること
・ 実験室内での飲食
・ トランプなどのゲーム類
・ 音楽などを聴くこと
・ 電話での通話、メール、ライン等の使用
・ 喫煙
[実験中の安全面、健康面に関する注意]
・ 実験は、教員の指示に従えば最大限安全におこなえるように計画されている。実習中の担当教員の
指示には必ず従うこと。
・ 実験中は安全面に留意すること。特に危険性のある試薬を用いる場合は、白衣(各自持参)やビニ
ール手袋(こちらで準備する)を着用し、慎重にとり扱うこと。試薬が皮膚や目についたり、ガラス
で負傷したときには、直ちに大量の水で洗い流す一方、近くの人が担当教員に知らせること。緊急時
には、実験室の外に設置されている緊急シャワーを使用すること(11 ページ見取り図参照)
。
・ 顕微鏡を用いた実習では、長時間連続して顕微鏡で観察し続けると、目が疲労したり気分が悪くな
ったりすることがある。そのような場合、体調をベストな状態に維持する意味で、途中区切りのよい
ところで 10 分程度の休憩をとるとよい。また、椅子の高さは調節できるが、より高い椅子を希望する
場合は申し出ること。
・ 実験中、体調不良になったり、ケガをした場合は担当教員にすみやかに申し出ること。
3
・ 実験材料には最大限安全なものを選んでいるが、万が一アレルギーなどでかぶれたりした場合は教
員に申し出ること。また、あらかじめアレルギーが出るとわかっている者は、実習の前に申し出るこ
と。材料を変えるなど対応が可能な場合もある。
・ 火災、地震などの非常事態により 21 KOMCEE EAST 内が危険な状態に陥った際には、館内に緊急放
送が流れる。担当教員の指示に従い避難すること。避難口は実験室を出て左右方向2か所ある。また、
消火器は各実験室に 1 か所、実験室外に 5 か所(計 9 か所)
、消火栓・緊急シャワーは実験室外にそれ
ぞれ 2 か所設置されている。(11 ページ 21 KOMCEE EAST3階見取り図参照)。
[実験の後かたづけ]
・実験終了後、椅子を元に戻し、机上の消しゴムのカスやゴミをすて整頓をし、次に使う者が気持ち
よく臨めるよう配慮する。
・ 顕微鏡は本体、部品をよく点検し、レンズ以外の汚れはキムワイプでよく拭いてからそれぞれの実
験机下収納庫に収納する。レンズが汚れていたら担当教員に申し出て洗浄してもらう。実長測定用紙
を顕微鏡と一緒にしまうのを忘れないこと。顕微鏡は必ず両手を使ってもち、落とさないように慎重
に運ぶこと。
・スライドガラス、カバーガラスは純水でよく洗浄し、各テーブルにあるプラスチックケースに収め
る。
・使用したガラス器具、プラスチック器具類は水道水でよく洗ったのち純水ですすぎ、教員に指定さ
れた場所に収納する。
・ 自動ピペットは水洗できない。汚れはキムワイプでよく拭っておく。なお、キムワイプは特殊な材
質の紙であり、高価なため節約して使うこと。
・ 万が一、スライドガラス、顕微鏡などの実験器具・実験機器を破損した場合は、必ず担当の教員に
申し出ること。
・ 毎年、白衣や教科書などを置き忘れて帰る者が必ずいる(持ち物には記名をした方がよい)。忘れ
物のないことを確認してから実験室を退出すること。届け出のあった忘れ物は、実習期間中は生命科
学教員控室に保管するが、貴重品等に関しては、1~2 日中に学生支援課学生支援係(アドミニ棟 1 階
8 番窓口)へ移管する。
3.レポートについて
[提出]
実験した内容は、生物実験レポート用紙にまとめて提出する。提出期限を過ぎたレポートは受けつ
けないので注意すること。
提出期限: 当日の4限終了後(16 時 40 分)(ただし、「実験1.DNA と形質発現−大腸菌の生育と
PCR 法による遺伝子の増幅」については、2回に分けて実習を行うため、2回目に提出する。また、
「実
験17.骨格筋の力学的性質」については担当教員の指示に従い提出する)
※4限終了までにレポートを書き終えられるか不安な場合は、教科書および補遺末巻の実験概要を予
習した上で事前に実習の「目的」および「方法」を記入しておいても良い。ただし、実際の材料や手
4
法と差異が生じた場合は、必ずレポート提出時に適宜加筆・修正すること。
提出場所: 各教室の所定の場所
[返却]
レポートは種目ごとにその実習期間が全て終了した時点で返却する。基礎生命科学実験・生命科学
実験の授業期間中に返却できなかったレポートは、後日返却する予定である。返却の日時と場所は、
21 KOMCEE EAST1 階ホワイトボード及びウェブサイトに掲示するので、注意すること。
[レポートの書き方]
実験1~実験16のレポートを書くときの注意点は以下の通りである。
レポートの右下に月日、曜日、科類、班、座席番号、
氏名を記入すること。レポートが複数枚になった場合は
ホチキスで左上を留め、各ページの右下にも月日、曜日、
科類、班、座席番号、氏名を記入すること。これは万が
一レポートがバラバラになった場合に誰のものか分から
なくなることを防ぐためであるから、必ず守ってほしい。
レポートに必要な項目は、実験タイトル、目的、方法、
結果、考察などである。
レポートは、主題について受講者がどれだけ理解して
いるかを示すものである。大部分の実習種目では、スケ
ッチによる表現が最も説得力がある。そのため、第三者
が見ても分かりやすいような描写を心掛けること。また、
スケッチは写真ではないので、標本の原型に忠実に、基
本的には点と線で描写し、陰影などは必要に応じて加え
ること。絵の上手下手ではなく、丁寧な描写を心掛ける
こと。彩色する必要はない。細部が描写できるよう、な
るべく大きく描くこと。図で描ききれない部分は、説明
などを記述すること。描線は、先を尖らせた H もしくは 2H の鉛筆を用いるときれいに描きやすいので、
是非使ってほしい。
スケッチは観察しながら描くことが大切である。観察しながら描いたものをレポートとすること。
改めて清書したスケッチは、観察結果のレポートとしては望ましいものではない。
一方、種目によってはスケッチではなく実験記録をレポートとして提出するものがある。実験記録
とは、その場限りの実験の詳細な観察記録であると同時に、何年か後にその記録をもとに同じ実験を
繰り返すことができるものでなくてはならない。
4.実験内容に関する注意
予習してから実験に臨むこと。最低限、補遺末巻の実験概要と教科書添付の DVD を観てくること。
5
以下は、今年度の実験種目ごとの要点である。これらの要点をよく読んでから予習をおこなうよう
に。実際の実験ではさらに細かい変更や指示があるので、実験作業の予習も大事だが、実験の背景を
よく理解できるような予習をこころがけてほしい。
実験1.DNA と形質発現−大腸菌の生育と PCR 法による遺伝子の増幅
「実験A 大腸菌形質転換体の生育」と「実験B PCR 法によるテトラサイクリン耐性遺伝子領域の増幅」
を必修とする。今年度は2回の授業日にわたっておこない(必ずしも連続した授業ではないかもしれ
ないので、日程をよく確認しておくこと)、1回目は実験Aと実験B(PCR)、2回目は実験B(電気泳
動)の作業をおこなう。大腸菌の培養には2時間以上必要であるため、実習が始まったら、直ちに実
験作業に取りかからなければならない。実験内容および教科書テキスト付録1に記されている自動ピ
ペット(フィンピペット)の使い方を必ず予習しておくこと。また、本実習は4人1班で実験機器1
台を複数の班で共用しながら実験を進めるので、教員と TA の指示に従い他の班よりも作業が大幅に遅
れないように気を付けること。
実験2.電気泳動による光合成関連タンパク質の分離
「実験A SDS ポリアクリルアミドゲル電気泳動」 と「実験B 細胞の吸収スペクトルの測定」を必修
とする。
「参考実験 酸素発生速度の測定」は時間の関係上必修とせず、希望者のみおこなう。本実習
は効率的に実験を進めないと実習時間内に作業が終わらない恐れがあるので、よく予習してくること。
特に、自動ピペット(フィンピペット)の使い方をよく理解してから実験に臨むこと。本実習は4人
1組でおこなう。
実験3.顕微鏡の操作と細胞の観察
「実験A 顕微鏡の操作」と「実験B 原形質流動の観察」をおこなう。
実験4.体細胞分裂と減数分裂
体細胞分裂の観察では基本的に既成の永久プレパラートを使用する。オプションとして押しつぶし法
によりプレパラートを作製することもできる。希望者はプレパラートの作り方を予習してくること。
実習での実際の操作はカルノア液で固定した根を塩酸処理するところからおこなう。減数分裂の観察
には永久プレパラートを使用する。
実験5.単細胞生物の構造と細胞小器官の機能−ゾウリムシの観察
明視野照明法、位相差/暗視野照明法を用いて細胞全体を観察したのちに、細胞小器官について、課
題に従い観察記述する。
実験6.繊毛運動と生体エネルギー−ゾウリムシの細胞モデル
本年度はおこなわない。
実験7.植物の多様性と生殖(I)クラミドモナスの接合
6
本年度はおこなわない。
実験8.植物の多様性と生殖(II)シダ植物の世代交代
本年度はおこなわない。
実験9.植物の多様性と生殖(III)テッポウユリの花粉管伸長
「実験A 花粉管伸長の観察」と「実験B 染色による花粉管中の核の観察」を必修とする。授業開始
後、直ちに実験Aのプレパラートを作製し、湿室中に 1.5 時間静置する。この間の空き時間を利用し
て実験Bをおこなう。
実験10.被子植物の維管束構造
本年度は「実験A 茎と根の組織構造」をおこなう。
「実験B 芽生えの光形態形成における組織の発達」
はおこなわない。植物材料としては、茎の切片にはハルジオン、ヒメジョオン、根の切片にはオリヅ
ルランを使用する。
実験11.動物の受精と初期発生(I)ウニ
本年度はおこなわない。
実験12.動物の受精と初期発生(II)アフリカツメガエル
以下の項目について、観察、スケッチを必修とする:1.受精卵の観察(水温にもよるが概ね8細胞
期までを観察する)。2.神経胚、尾芽胚、初期幼生のうち、いずれか2種類。固定した幼生を用い
た内部断面の観察もおこなうが、レポートへの記載は求めない。
実験13.動物の諸器官の構造と機能(I)フサカ幼虫の観察
本年度はおこなわない。
実験14.動物の諸器官の構造と機能(II)アメリカザリガニの解剖
本年度はおこなわない。
実験15.動物の諸器官の構造と機能(III)ウシガエルの解剖(内臓)
以下の項目を行う。1.カエル腹部を切開して自然な配置での各臓器の観察およびスケッチ。2.呼
吸器系・消化器系を摘出し、観察およびスケッチ。3.泌尿器系・生殖器系の観察およびスケッチ。
4.実験16のための頭部処理。
なお、個々の器官に着目した内部構造や微細構造の詳細な観察およびスケッチは必修としない。
実験16.動物の諸器官の構造と機能(IV)ウシガエルの解剖(脳・神経)
以下の項目を行う。1.頭蓋骨、脊椎骨を除去し、脳および脳神経を露出させる。2.脳と脊髄・神
経系の背側からの観察およびスケッチ。3.脳と 脊髄・神経系の腹側からの観察およびスケッチ。
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なお、脳室の断面の観察およびスケッチは必修としない。
実験17.骨格筋の力学的性質
下記の(5.実験 17.骨格筋の力学的性質
5.実験 17.骨格筋の力学的性質
注意事項)を熟読の上、実験に参加すること。
注意事項
1. Web サイトについて
受講者は、あらかじめ下記の URL に掲載されている内容を確認しておくこと。
http://idaten.c.u-tokyo.ac.jp/kiso/index.html
以下に述べる情報は全てこの URL にも掲載される。
2. 実験実施場所について
実験を実施する教室は 21 KOMCEE East 3 階の身体運動実験室である。
3. 課題について
上記の URL には、pdf ファイルがアップロードされている(assignment.pdf)。レポートには、必ずこ
の pdf ファイルを A4 サイズで印刷(両面印刷でもよい)し、課題を解いたものを「考察」として添付
すること(下記の“レポートについて”を参照)。特に 1 ページ目にある予習課題については、あらか
じめ解いた上でその用紙を教室に持参し、教員から検印を受けること。検印のないレポートも提出は
可能であるが、若干の減点対象となる。
4. 実験について
以下の項目について、データの取得・解析、考察を必須とする:1)肘関節角度を 50 度から 150 度ま
での範囲で変え、それぞれの関節角度における等尺性収縮張力(肘関節回転力)を測定する。測定結
果から、肘関節角度-張力関係および肘屈筋の長さ-張力関係を導く。2)等尺性最大張力以下のさま
ざまな大きさの負荷をかけて等張性収縮をおこなった時の、それぞれの負荷での肘関節屈曲角速度を
測定する。測定結果から肘屈筋の力-速度関係を求め、最大短縮速度を導く。3)1 および 2 の結果を
カエル骨格筋単一筋線維の結果と比較検討する。
5. レポートについて
レポートには A4 サイズの用紙を使用すること。構成は以下の通りとする。
A)目的、方法、結果、考察の順に書くこと。各項には必ず本文を記載すること。
B)「目的」目的のない実験はあり得ない。本実験によって何をどこまで明らかにしようとするのかを
8
自分の言葉で書くこと。また、目的を明確にするために理論的背景を自分の言葉で書くこと。
C)「方法」自分が実際におこなった実験方法の要点を簡潔にまとめて書くこと。テキストの丸写しは
減点対象とする。なおこの項は、自分がおこなったことであるためすべて過去形で記述すること。
D)「結果」生データのみでなく、取得したデータを解析および整理した図表をこの項で示すこと。図
表が何を示すものであるか、図表から何がわかるかについて記すこと(下記の“図表”を参照)。
E)「考察」実験レポートには実験結果に関する考察が必要である。この実験においては、上述した 6
つの課題を考察に代えることとする。
F)
「図表」図と表にはそれぞれ通し番号をつけること(図は下に、表は上に)。図の縦軸と横軸には目
盛りと単位を必ずつけること。表の場合も必ず単位をつけること。
G)「その他」文献値や先行研究の結果を引用した場合は必ず出典を明記すること。意見・感想がある
場合はレポートの最後に簡潔に記載すること。
6. その他
教科書付属の DVD にはこの実験の内容は収録されていないので、予習としては教科書 p163~177 の内
容をよく読んでおくこと。ただし、教科書 p170~173 の「(2)コンピュータを用いたデータ処理」につ
いては、変更があるため予習不要である。
9
スケッチについて
本実習では顕微鏡観察等の結果を記録するためにスケッチを行う。スケッチを行うためには詳細な観
察が必要となるため、スケッチする過程で初めて気づくことも多いだろう。観察物を記録するための
スケッチは美術的なものとは異なるため、以下の内容に留意すること。
1.
大きく、丁寧に描く
特に指定がない限り、観察物を用紙いっぱいに大きく描く。丁寧に描くことを心がけ、輪郭
線がきれいにつながるように気をつける。
2.
線と点で描く
輪郭線はフリーハンドの 1 本線で描く。鉛筆またはシャープペンシルを用い、色鉛筆やボー
ルペンなどは用いない。濃淡を表す場合は、塗りつぶしたり斜線を用いたりせず、点描を用
いる。陰影はつけない。
3.
名称などを書き込む
各部分の名称は引き出し線を使用して、なるべく多く書き込むこと。スケッチで表現しにく
い部分や、気づいたことは、言葉による説明を書き込む。
4.
実物に忠実に描く
観察物の部分ごとの大きさやその比率、形は正確に描く。見えていないものを想像で描かな
いこと。同様の構造が繰り返される場合は、一部を詳しく描き、ほかも同様であることがわ
かるようにして省略してもよい。
5.
スケールバーによって大きさを示す
実長測定に基づき、スケッチにスケールバーを描き加える。スケールバーの長さは 100μm、
500μm など切りのいい値にすること。
10
消火器
教育開発用実験室
11
消火栓
緊急シャワー
避難口
避難器具
への入口
関係者以外
立ち入り禁止
21 KOMCEE EAST 3階 平面図
生命科学実験室1
生命科学実験室2
生命科学実験室3
身体運動実験室
︵生命科学実験室4︶
生命科学
準備室3
生命科学
準備室2
生命科学
準備室1
生命科学
教員控室
実験A 顕微鏡の操作と実長測定
[実験3]
顕微鏡の操作と細胞の観察
準備
・各机の下に収納されている顕微鏡を取り出す。
・教卓上の対物ミクロメーターを持っていく。
材料 手順
オオカナダモ(Egeria densa)
目的
① 顕微鏡の電源を入れ、ステージに対物ミクロメーターを
セットして観察する。
・顕微鏡の正しい取り扱い方をマスターする。
② 両眼で観察することができるように各所を調整する。
・実長測定をおこない、顕微鏡で観察しているものの
大きさを測定できるようにする。
③ 対物ミクロメーターと接眼ミクロメーターを使用して
実長測定を行う。実長測定は全ての対物レンズで行う。
・オオカナダモの葉を顕微鏡で観察し、細胞の基本的
な構造を理解する。
④ 実長測定の結果を顕微鏡番号札の裏にある実長測定用紙
に記入する。レポートにも見やすい表としてまとめる。
・オオカナダモの細胞における原形質流動を観察する。
実験
【顕微鏡操作のポイント】
A.顕微鏡の操作と実長測定
・接眼鏡筒の幅・・・両眼で接眼レンズを覗くことが
できるように幅を調整する。
B.オオカナダモの細胞の観察
・視度調整・・・接眼レンズ根元の視度調整環を回し、
左右の見え具合を揃える。
【注意】
顕微鏡は教科書・DVD・教員の指示に従って
正しく丁寧に取り扱うこと
・両眼視・・・左右の視野を意識的に重ね合わせる必要
がある。
・レボルバ・・・対物レンズの倍率を変える際には必ず
レボルバを回すこと。
1
2
実験B オオカナダモの細胞の観察
レポートについて
準備
タイトル 「顕微鏡の操作と細胞の観察」
・教卓上のオオカナダモを容器に入れて運ぶ(班で1本)。
目的 教科書等を参考にして簡潔にまとめる
・教卓上のストップウォッチを持っていく(1人1つ)。
材料 和名:オオカナダモ
学名:Egeria densa
※手書きでは Egeria densa と書く
操作 ① オオカナダモの葉をピンセットで取り、スライドガラス
にのせる。葉の裏表を確認しておくこと。
方法 プレパラート作成法を簡潔に書く
結果
② スポイトで水道水を一滴落としカバーガラスをかける。
余分な水はキムワイプで吸い取る。
実験A □ 実長測定の結果を見やすい表にまとめる。
単位を忘れずに記入すること。
③ 異なる2カ所( 葉の表 vs 裏、葉の先端 vs 基部、若い葉
vs 古い葉、等)を観察し、それぞれの典型的な細胞を
1つずつ大きくスケッチする。
実験B □ オオカナダモの2カ所の細胞をスケッチする。
□ それぞれがどの部位の細胞なのか記載した上で
2つの細胞にどのような違いがあるのかを記述
すること。
④ 葉緑体が移動する時間を測定し、実長測定の結果を踏ま
えて原形質流動の速度を算出する。
□ 各部の名称および観察して気づいた事柄を余白
に記入する。名称の記入には引き出し線を使用
すること。
【注意点・ポイント】
□ 実長測定の結果に基づきスケールバーを記入す
る。スケールバーの長さは、50μm、100μm
のように切りのよい値にすること。
・1カ所の細胞をスケッチしたら教員またはTAに見せ、
検印をもらうこと。検印がない場合は大きく減点する!
・レポートにはそれぞれがどの部位の細胞なのかをわかり
やすく記述すること。
□ 原形質流動の速度および方向を記入する。
考察
実験Bで見出した細胞の差異について、その原因・理由・
意義などを考えて記述する。
・乾燥してきたらスポイトで水を補充する。
・観察を中断するときは調光ダイヤルを最少値にし、電源
を切る。
3
4
12
あとかたづけ
スライドガラス カバーガラス
① 水道水で洗う
② 洗瓶の蒸留水ですすぐ
③ 各自の実験机の専用ケースへ戻す
※ 破損した場合には教員に申し出て補充すること。
対物ミクロメーター ストップウォッチ
・ 教卓上の所定の位置に戻す
使用済みのオオカナダモ
① 教卓上の回収容器に入れる
② 各自の容器は水道水で洗い、実験机上に置く。
実長測定用紙
・ 顕微鏡の番号札ケースに入れる。
・ 今後も使用するので紛失しないように注意する。
ゴミ
・ 分別して実験室外のゴミ箱に捨てる。
顕微鏡
① 対物レンズを4倍にする
② 調光ダイヤルを最少値にしてから電源を切る
③ ステージを奥に向けて机の下にしまう
5
13
ᐇ㦂1 DNA࡜ᙧ㉁Ⓨ⌧
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実験15 動物の諸器官の構造と機能(III)
ウシガエルの解剖(内臓)
実験15 動物の諸器官の構造と機能(III)
ウシガエルの解剖(内臓)
<開腹の方法>
皮膚、筋肉の2段階に分けて行う。
目的:脊椎動物の体内における内臓の形態および
諸器官の連関の仕方について理解する。
本実験では…
①カエルの腹部を切開して、臓器の自然な位置を
観察する。
②カエルの各臓器を取り出して詳細に観察する。
①
②
②
<材料>
(和名)ウシガエル (学名)Rana catesbeiana
なるべく上端まで
(胸骨も切る)
大静脈に注意
<器具について>
解剖ハサミ:
骨、筋肉、皮膚など硬いものに使用。
刃先の丸い方を体内に入れる。
分解して洗浄。戻す際には刻印を合わせる。
眼科ハサミ:
内臓や腸間膜等、柔らかい組織を切るときに使用。
②
②
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実験15 動物の諸器官の構造と機能(III)
ウシガエルの解剖(内臓)
実験15 動物の諸器官の構造と機能(III)
ウシガエルの解剖(内臓)
<開腹の手順>
<呼吸器系・消化器系の切り離し>
1.下腹部に切り込みを入れ、皮膚を前後に
開く(①)。さらに左右に開く(②)
・大腸の付け根の部分と膀胱の間を切り離し、
腸を手で持ち上げながら、腸、心臓、肺を
含む部分を切り離していく。
2.下腹部の筋肉層に切り込みを入れ、正中線
(大静脈が走る)を避けて筋肉を前後に開く。
胸骨も切る(直下の心臓に注意)。
・最後に食道部分を手で引き上げながら喉を
切り離す。
3.大静脈のない方の側面を開く。
・取り出した臓器は小バットに移して観察する。
4.心臓下部から筋肉の内側に走る大静脈を
指ではがす。
・消化器系のつながりが判るように、腸間膜を
適宜切り離して広げる。
5.もう一方の側面も開く。
・胃・十二指腸につながる腸間膜には膵臓が
付いているので注意。
6.囲心嚢を取り外し、心臓を露出させる。
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実験15 動物の諸器官の構造と機能(III)
ウシガエルの解剖(内臓)
実験15 動物の諸器官の構造と機能(III)
ウシガエルの解剖(内臓)
<次回実習のための頭部処理>
<レポート>
1.全体の観察及びスケッチ。
2.呼吸器系・消化器系を切り離して
観察及びスケッチ。
3.泌尿器系・生殖器系の観察及びスケッチ。
4.あれば感想等。
・泌尿器系、生殖器系の臓器を取り除く。
・図のように切断する。
<後かたづけ>
・使用した器具(バット、コルク板)はよく水洗
いをする。
・ハサミ、ピンセットは水洗後70%エタノール
をつけたキムワイプで磨く。
・処理をしたカエル頭部は教卓の容器へ。
・カエル残滓はよく水を切ってバケツへ。
(絶対に針を混入させないこと)
↑
下顎を
切り離す
・皮を剥く。キムワイプで挟んで手で剥く。
上顎下部の皮膚もハサミで取り除く。
・余分な組織(筋肉、血液等)を軽く落として
から、教卓の容器に入れる
5
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23
実験16 動物の中枢神経系の構造と機能(IV)
ウシガエルの解剖(脳・神経)
実験16 動物の中枢神経系の構造と機能(IV)
ウシガエルの解剖(脳・神経)
<頭蓋骨の除去および脳・脳神経を
露出させる方法>
目的:ウシガエルの脳および中枢神経系の
解剖と観察を行い、脊椎動物の神経系の
基本的構築を理解する。
①メスで頭骨の下の
空間に切れ目を入れる。
①
本実験では…
①頭蓋骨を除去、脳および脳神経を露出させる。
②脳および脳神経を背面より観察する。
③脳および脳神経を腹面より観察する。
頭骨
大脳
②
<観察材料と実験器具について>
組織:
ウシガエル (Rana catesbeiana)
前回の実験で用いたカエルの頭部および脊髄部分
のみをホルマリン固定、さらに10%硝酸中で脱灰
したものを用いる。
②脊椎の両脇の
筋肉層をはぎ取る。
はぎ取る
1 cm くらい
筋肉
骨切りハサミ:
骨のように硬い組織の場合で、とくに細かい作業
が必要なときに使用。刃の先端部分で切る。
③この空間に
ハサミや
メスを入れる
1
2
実験16 動物の中枢神経系の構造と機能(IV)
ウシガエルの解剖(脳・神経)
実験16 動物の中枢神経系の構造と機能(IV)
ウシガエルの解剖(脳・神経)
右
嗅神経
<レポート>
1.脳と脊髄・神経系の背側からのスケッチと
解説。
2.脳と脊髄・神経系の腹側からのスケッチと
解説。
3.あれば感想等。
嗅上皮とつながっている
骨を貫いている
大脳
間脳
視神経
第
第
二
一
脳
脳
室
室
第三脳室
スケッチの注意点
・観察に基づいて大きく、正確に、丁寧に描く
・フリーハンドの線または点(点描)であらわす
・各部の名称や気づいたことを、引き出し線で
書き込む
黒っぽい脳硬膜で
おおわれている
視葉
三叉神経
神経節
<後かたづけ>
・カエルの死骸は死体用のバケツに捨てる。
・解剖皿とコルク板はよく水洗いする。
・ハサミ、ピンセット、メスは水洗後70%
エタノールをしみこませたキムワイプで磨く。
・各自の机の上をきれいに拭く。
・ゴミの分別回収に留意
内耳神経
延髄
舌咽・迷走
赤黒い脈絡組織
を取り外して
内部の微細構造
を見てみよう
第
四
脳
室
第一脊髄
腹側から
ひじょうに細い
脊髄
第六脊髄まで
馬尾
第二脊髄
上腕神経へ
3
4
24
実験A ゾウリムシの観察・スケッチ
[実験5]
単細胞生物の構造と細胞小器官の機能
―― ゾウリムシの観察 ――
① スライドガラス上に脱脂綿をごく少量のせる。
② その上にゾウリムシ液を1滴(10μL)たらす。
③ カバーガラスをかけ、観察・スケッチする。
観察材料 ゾウリムシ(
)
目的
ゾウリムシの細胞構造を詳しく観察し
細胞小器官の特徴と機能を理解する。
実験
A.ゾウリムシの観察・スケッチ
B.収縮胞の収縮頻度の測定
細胞口
少量の脱脂綿
後端
試薬類
ラベル
内容
無印
ゾウリムシ
オレンジ
塩化ニッケル
注意事項
黄色
0.2 M ソルビトール
緑色
0.2 M 塩化ナトリウム
白
蒸留水
ピンク
コンゴーレッド+粉ミルク
紫
酢酸
赤
酢酸カーミン
通常遊泳の
進行方向
前端
全体像
核
班によってどちらか
一方を使用する
食胞
粉ミルクが沈殿するので
よく振り混ぜて使用する
収縮胞
無駄遣いしない
使用後は速やかに返却する
試薬の混入が起こらないように、試験管、
ピペット、チップの取り扱いに注意すること
全体像をレポート用紙いっぱいに大きく描き、
細胞小器官等をできるだけ多く描き込む。
位相差照明法によって観察できる。
酢酸カーミンで染色しても良い。
コンゴーレッド+粉ミルクによって
食胞の形成・消化過程を詳細に観察できる。
位置や個数、形態等を観察する。
収縮頻度は実験Bで測定する。
毛胞
酢酸を加えると毛胞から針状構造が放出される。
繊毛
メチルセルロースを用いると観察しやすくなる。
1
2
実験B 収縮胞の収縮頻度の測定
実験B 収縮胞の収縮頻度の測定
① ゾウリムシの塩化ニッケル処理を行う。
② 塩化ナトリウムまたはソルビトールの希釈系列を調製する。
ⅰ.5本の 1.5mL チューブを用意し、0、25、50、100、200 と書く。
1.5mL チューブ内で
ゾウリムシ 0.5 mL と塩化ニッケル水溶液 0.5 mL を混合
ⅱ.「200」以外のチューブに蒸留水を 50μL ずつ分注する。
ⅲ.「200」には 0.2 M 塩化ナトリウムまたはソルビトールを 100μL
量り取る。
チューブを立てた状態で 5 分間静置
ⅳ.
「200」から 50μL 取り、
「100」に加えて数回ピペッティングする。
この操作によって 100 mM 水溶液が 100μL できる。
上澄み液
沈んだゾウリムシ
ⅴ.以下、25 mM まで同様に調製する。
上澄み液 0.9 mL を除去
※できるだけゾウリムシを吸わないように注意する
50μL
0
蒸留水
50μL
+ 蒸留水 1.0 mL
50μL
25
蒸留水
50μL
50
蒸留水
50μL
50μL
100
蒸留水
50μL
0.2 M
水溶液
100μL
200
③ 5本の0.5mLチューブに0、12.5、25、50、100と書き、
それぞれに0、25、50、100、200 mM の水溶液を
チューブを立てた状態で 5 分間静置
20μLずつ分注する 。
上澄み液 0.9 mL を除去
※できるだけゾウリムシを吸わないように注意する
④ ①をタッピングしてゾウリムシを均等に分散させてから
20 μL ずつ③に加える 。
完成(0.2 mL の塩化ニッケル処理済みゾウリムシ)
3
4
25
実験B 収縮胞の収縮頻度の測定
レポートについて
⑤ ④をタッピングしてゾウリムシを均等に分散させてから
5μL をリングシール付スライドガラスに滴下し
実験題目 単細胞生物の構造と細胞小器官の機能
カバーガラスをかけて観察する。
観察材料 ゾウリムシ(
)
目的
自分の言葉で簡潔にまとめること
方法
⑥ 収縮胞の収縮周期(拡張期+収縮期)を測定する。
拡張期
結果
収縮期
収縮胞
課題1
放射状水管
収縮胞の収縮周期
1つの濃度について3個体の測定を行い、
その平均値から1分間あたりの収縮頻度を算出する。
ゾウリムシの全体像を大きくスケッチし
できるだけ多くの細胞小器官等を名称と
ともに描き入れよ。
課題2
※2分以上観察しても収縮しない場合は「120秒以上」
と記入する。
塩化ナトリウムまたはソルビトール添加
時の収縮胞の収縮頻度の変化を測定し、
表およびグラフにまとめよ。
⑦ ⑥で得られる結果を表とグラフにまとめる。
考察
注意点・ポイント
・ 細胞外液の塩化ナトリウムまたはソルビトール
濃度と収縮胞の収縮頻度の関係について考察せよ
・塩化ニッケル処理したゾウリムシはチューブの底に沈むため、
タッピングして全体に分散させてから使用する。
・①∼④は班で1本ずつ調製する。協力して効率的に作業すること。
・その他
・⑤∼⑦は各個人で行い、1人で一連の測定結果をまとめること。
5
6
あとかたづけ
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