グローバル ・ アピール2015

グローバル・アピール2015
シンポジウム・見学会に
国立ハンセン病資料館も協力
使い、故郷を伏せ、肉親との交流
INK NOWハンセン病 グロ
ーバル・アピール2015~ハン
1月 日(火)ANAインター
コ ン チ ネ ン タ ル ホ テ ル で、
「TH
識の啓発、差別・偏見の解消、回
て、ハンセン病に対する正しい知
午前の式典には、安倍首相、塩
崎厚労大臣も臨席し、来賓挨拶に
の日本での開催となった。
乗り越えていくためには、社会が
ほかならない。偏見、差別などを
ン病の遺産を引き継ぐのは我々に
三世がいない。したがってハンセ
シンポジウム参加者の資料館見学
がままならない現状にも触れ、ハ
ンセン病問題には国境はない、そ
の歴史遺産・教訓を未来に向けて
役 立 て ら れ る か 否 か は、 多 く の
人々の理解を得られる、社会の発
展に寄与できる施策を様々に講じ
ることができるかどうかにかかっ
セン病患者と回復者に対する社会
復者の穏やかな生活の保障、名誉
ションが開かれた。
ていると締めくくった。
的 差 別 の 撤 廃 に 向 け て ~」
(日本
回復事業の実践を、政府の責任で
各国で行われ、 回目の今回、初
財団主催)が行われた。
行うことを改めて約束した。
会との共同宣言と
り、国際看護師協
代表が壇上にあが
その後、各国の
回復者と関係者の
化させてはならないハンセン病の
保存と活用について議論する「風
マ2は、ハンセン病の歴史遺産の
ゆる人に尊厳あるケアを―」、
テー
「 ハ ン セ ン 病 と 医 療・ 看 護 ― あ ら
人が、日本財団の尽力により、皇
なお翌日、式典に参加していた
世界のハンセン病回復者の代表8
ることが重要と述べた。
る教訓と希望を得るのか常に考え
に残すのか、その遺産からいかな
変わらなければいけないが、その
かれ、両陛下と言葉を交わした。
下に謁見した。日本からは、森和
居吹上御所において天皇皇后両陛
ためにもどういう歴史を次の世代
してのグローバ
男全療協会長と平沢運営委員が招
ン病問題の将来―私たちにできる
そ の 後、 3 つ の
ト リ ー の 共 有 」、
よるライフ・ヒス
ンセン病回復者に
の位置づけで「ハ
まず最初に全体会
動力となったと力強く述べた。し
の廃止や国賠訴訟を勝利に導く原
ン病資料館の創設が「らい予防法」
ンセン病の歴史を語り継ぐハンセ
平 沢 運 営 委 員 は、 自 ら の ラ イ
フ・ヒストリーを語るなかで、ハ
黒尾和久学芸部長が登壇した。
ても有意義な見学会になった。
こともできて、案内する側にとっ
設との比較を踏まえた感想を聞く
加者の質問も多く、自国の療養施
ンポジウムでの議論を踏まえた参
園内の史跡を案内した。前日のシ
スで来館した。稲葉学芸課長が展
示室を、黒尾学芸部長が多磨全生
テーマを掲げたパ
かし今なお多くの回復者が仮名を
ことは?―」であった。国立ハン
ウム「今、何故ハ
また来日した式典参加者には国
セン病資料館からはテーマ2のパ
立ハンセン病資料館の見学を希望
ンセン病問題なの
か?」が行われた。 ネリストとして平沢保治運営委員、 する方も多く、翌日午後に大型バ
午後は、ハンセ
ン病国際シンポジ
歴史」、テーマ3が、医療・看護、
ル・アピール20
15を読み上げた。 歴史、当事者運動、行政など様々
な立ち位置から議論する「ハンセ
黒尾部長は、誤った政策により、
日本のハンセン病回復者には二世
「世界ハンセ
こ の 国 際 会 議 は、
ン病の日」にあわせて毎年、世界
10
ネルディスカッ
1
27
テーマ1は、医療・看護の現場
における課題と展望を議論する
参加各国代表によるグローバル・アピール宣言
第87号(季刊)
国立ハンセン病資料館
2015年4月1日
企画・編集 国立ハンセン病資料館
発 行 公益財団法人
日本科学技術振興財団
〒189-0002東京都東村山市青葉町4-1-13
電話 042-396-2909
FAX 042-396-2981
URL http://www.hansen-dis.jp
ハンセン病 問 題 の 複 雑 化
作業部会で浮かび上がる
全療協中執会議
入所者は1700
失禁・おむつ使用者は逆に前年度
なっており、入所者数は減っても
5 6 0 名、 ⑤ 認 知 症 4 9 0 名 と
594名、④失禁・おむつ使用者
先に進めない。議懇に採択して頂
保存永続化については「現状では
あり質疑応答も行われた。療養所
者からそれぞれ現状報告、説明も
内人権委員会構想等である。担当
続化を検討する場の設置⑥療養所
欠員補充は地理的・給与面の問題
にふえている、②医師・看護師の
厚労省の回答は①賃金職員定員
化後の期間業務職員の補充は徐々
園保障・作業部会が開催された。
病対策課・原渕課長補佐による在
現在国立ハンセ
ン病療養所 園の
人程となり、平均
名もふえている。
全国ハンセン病療養所入所者協
議 会( 全 療 協 ) は 2 月 日( 木 )
も出された。
き政治問題化すべきだ」等の意見
つもあり苦慮している、と述べ問
に解消したい、③看護師、介護員
もあるが、副園長、内科医は早急
より
9 時 よ り 愛 宕 山 の 弁 護 士 ビ ル で、
時から 時までは厚労省 階
第9会議室で、統一交渉団と医療
才を超え
伴い誰もが二重三
森会長、藤崎事務局長、非常勤中
年齢は
重の障害を持って
執(佐川、石川、金城)3名によ
題の複雑さが浮かび上がった。
ている。高齢化に
おり、6割以上の
経営支援課・佐藤課長他5名、疾
11
料集によると、①
平成 年4月調
査の全療協統計資
④世界遺産登録問題、等である。
い て、 ③ 人 権 擁 護 委 員 会 の 設 置、
2月 日 時から、国立ハンセ
ン病資料館映像ホールにおいて
年 度 予 算 案 に つ い て、
状況、④世界遺産構想の状
況、⑤神さん、谺さん東京
弁護士会人権賞受賞につい
て等である。
この後予定されている作
業部会の内容は、協議事項
として①賃金職員定員化後
の期間業務職員の補充につ
いて②医師・看護師定員欠
員補充③大島・船員の地位
の安定化④介護員以外の職
員の確保⑤療養所の保存永
21
14
人権の森ポスター
朝原望美さん、俵谷優佳さん)が、
た 3 人 の 高 校 生( 本 橋 果 林 さ ん、
が開催された。
東村山市・自治会)に掲載
ちの森に暮らす』
(発行=
「 第 一 部 人 権 の 森 に ま
なぶ」では、写真集『いの
たいと述べた。
つ い て、 意 見 交 換 の 場 と し
来 構 想「 人 権 の 森 構 想 」 に
いを、自分たちがいなくなった後
分たちが育てた全生園の森への想
(司会は渡部市長)
。佐川氏は、「自
の傾聴ボランティアが登壇した
氏( 土 の 根 会 理 事 長 )
、石田玲奈
佐 川 修 氏( 自 治 会 長 )
、新保庄三
「第二部 人権の森を考える」
の パ ネ ル デ ィ ス カ ッ シ ョ ン で は、
入所者の話を紙芝居にした作品を
披露した。
された全生園の四季と入所
は東村山市と市民の方に受け継い
ティア」として活動してい
か ら 話 を 聴 く「 傾 聴 ボ ラ ン
中学生のころ全生園入所者
い な ど を 語 っ た。 続 い て、
エピソードや全生園への想
が登壇し、撮影にまつわる
宇井眞紀子氏と広瀬敦司氏
同書で写真撮影を担当した
包まれながら閉会となった。
最後に、花さき保育園の園児た
ちが歌を披露し、和やかな空気に
ら発言した。
などについて、それぞれの立場か
想」実現のために必要な取り組み
り か ら 学 ん だ こ と、「 人 権 の 森 構
ネリスト各人は、全生園との関わ
ド上映が行われた。さらに、 でほしい」と発言。それをうけパ
氏( 東 村 山 市 教 育 委 員 会 )
、3人
者を撮影した写真のスライ
治会(以下、自治会)が掲げる将
最初に渡部尚東村山市長が開会
挨拶に立ち、多磨全生園入所者自
人権の森構想実現のために
ねたきり不自由者
数名
時からは霞ヶ関の弁護士会館
で、全原協、全療協、東京、瀬戸
173名、②要食
成
議題は①作業部会のテー
マ、②ハンセン病療養所平
された。
構想をすすめる会」が開催
による「ハンセン病療養所の将来
事介助者573名、 内、九州弁護士会の関係者
③特別食・治療食
10
については充足できない要素が幾
人 が 職 員 の 看 護、
る中執会議を開催した。議題は4
17
資料館で人権の森フォーラム
15
「 人 権 の 森 フ ォ ー ラ ム 私 た ち が
考える人権の森」(東村山市主催)
②エンド・オブ・ライフケアにつ
平成
年 度 運 動 方 針 骨 子 の 検 討、
日の代表者会議に提案する①
月
来ない状態だ。
介護のお世話を受
26
13
けなければ生活出
90
21
③楽泉園の重監房資料館の
27
2
83
26
27
13
第87号(季刊)
国立ハンセン病資料館
2015年4月1日
は、ハンセン病についての正しい
ハンセン病患者・回復者への偏
見・差別と人権侵害の再発防止に
本格的に活動を始めます。社会啓
二〇一五年四月から社会啓発課が
など啓発事業を強化推進するため
啓発用パンフレットの作成と普及
り 部 D V D や 啓 発 D V D の 作 成、
に話し合い、共生のための行動を
人権について先生と生徒たちが共
ただくためには、学校の先生にハ
質を伝え、人権について考えてい
・生徒たちにハンセン病問題の本
ミナーを開催します。
(4)「ハンセン病と人権」夏期セ
すか」を作成します。
精神・神経学会などと連携し、疾
を し て い た だ く こ と が 大 切 で す。 ( 2) 日 本 ハ ン セ ン 病 学 会、 日 本
ンセン病問題について正しい理解
患と偏見・差別、人権侵害につい
交流・調査・研究を行います。
交流会館等)と社会啓発について
( 1) 各 園 資 料 館( 歴 史 館・ 社 会
2.調査研究
す。
校の来館について協力を依頼しま
学習プログラムを説明し、小中学
える桜並木についても、
がいることを伝えた。窓の外に見
全国の療養所に数多くの陶芸作家
切さを、陶芸作品のコーナーでは
て自分にできることを全うする大
また、「舌読」の写真の前では、
重い身体障害があっても、人とし
子どもの作業について説明した。
量のよれた包帯を巻き直す女性や
お世話をする付添看護や、膨大な
ナーでは、軽症患者が重症患者の
二〇一五年四月から
知識とともに、ハンセン病を理由
て調査・研究・発表を行います。
病問題を総合的に学習できる「ハ
ため、教員を対象としたハンセン
・Q&Aコーナーを充実します。
・キッズコーナーを充実します。
(1)ホームページの充実
3.情報センター機能
は、自身の体験談を交えた平沢さ
ていることを話した。永岡副大臣
人々で賑わうお花見の名所になっ
緑化活動の結果、現在では地域の
社会啓発課が本格始動
として人を差別し、地域社会から
発課では、以下の事業を行います。 始めるきっかけを作っていただく
年来の
排除することは許されない、人は
ンセン病と人権」夏期セミナー(参
1.教育啓発
①市民公開講座、新任職員人権研
繰り返し啓発することが大切です。 (1)講演会に講師を派遣します。
人として尊重されるということを
修会、人権担当教員・職員研修会、 加費無料)を二〇一五年八月一九
ハンセン病患者・回復者に対す
る 偏 見・ 差 別 の 解 消 と 名 誉 回 復、
んの説明を熱心に聞かれた。
小中学校等の教育機関、医学部・
展示・企画展全てを観賞
の前では、実際に山吹舎に住んで
進んだ。時折、駅前にある店の話
さからくる和やかな雰囲気の中で
などのように、同行して
い た 時 の 話 を、 患 者 作 業 の コ ー
いた人たちにはほとんど
示をご覧になった。
企画展も含めすべての展
料 館 に 滞 在 し、 開 催 中 の
はほぼ1時間にも渡り資
い が あ っ た。 永 岡 副 大 臣
実現に向けた支援のお願
れることの3点について、
ンセン病の学習を取り入
芸員配置、道徳教育にハ
設、各園の資料館への学
視察の最後には平沢さ
ん か ら、 当 館 の 収 蔵 庫 増
が弾んだ。
な話題も挟みつつ、会話
分からないほどローカル
働副大臣が来館
デルに再現した
は、山吹舎をモ
沢保治運営委員
た。案内した平
展示室を見学し
らが出迎えた後、
吉田浄専務理事
技術振興財団の
入口で成田稔
館長、日本科学
訪れた。
から、資料館を
骨堂に献花して
園を訪問し、納
した。多磨全生
3月 日(月)
永岡桂子厚生労
TTTTTTTTTTTTTTTTT
永岡厚労副大臣が来館
ため、視察は終始「同郷」の親し
・英語ページを充実します。
看護学部などに講師を派遣します。 ンセン病資料館で開催します。
( 5) 教 育 委 員 会 に 資 料 館 の 人 権
介パンフレットを作成します。
( 2) 英 語 版 ハ ン セ ン 病 資 料 館 紹
人権学習のため、より多くの方々
分)
日( 水 )・ 二 〇 日( 木 ) に 国 立 ハ
に当資料館に来館して頂きたいの
②講演内容:ハンセン病医学、ハ
分~
16
雑居部屋の展示
3
60
偶然にも永岡副大臣の選挙区と
平沢さんの出身地とが同じだった
ンセン病の歴史と政策、ハンセン
③時間:一時間~二時間
ですが、遠方の方など当館への来
④費用: 無料
館 が 難 し い 場 合 が 多 く あ り ま す。
は全国規模で行われるのが望まし
( 2) 自 治 体 等 の 人 権 啓 発 事 業 へ
病療養所の現状、人権など。
いと考えています。そのため、出
・平沢さんの語り部
(
分)
(3)英語版啓発DVDの作成
け、9分)
・
「忘れられた人たち」
(子ども向
(
・
「ハンセン病を知っていますか」
44
英語版「ハンセン病を知っていま
写真「舌読」の説明を聞く永岡厚労副大臣
ハンセン病問題に対する教育啓発
張講演、また、自治体等が主催す
の国立ハンセン病資料館所蔵の
枚組)
枚組)
枚組)
年の歩み(
・全国の療養所(
・全療協
・多磨全生園(
39
30
②DVD(無料、送料着払い)
24
60
46
①写真パネル(無料、
送料着払い)
し出しを行います。
「 写 真 パ ネ ル 」 と「 D V D 」 の 貸
る写真パネル展への講師派遣、語
厚労省で各県担当官に「啓発」講演
15
第87号(季刊)
国立ハンセン病資料館
2015年4月1日
3 月 1 日( 日 )
から写真を一部入
の人たちに光を―
写真家趙根在が伝
えた入所者の姿」
後期が始まった。
点を
後期では、今回
入れ替えを行った
新たな写真
点をご
時の居室復元なども組み込み、解
説パネルには写真が豊富に盛り込
まれ、大変充実した展示となった。
プン式典の際、館内の資料展示室
沖縄愛楽園には今年3月に「交
流会館」
が完成した。そのプレオー
したものである。園内に保管され
の内覧会も行われた。展示室は今
訪れることが期待される。
びとが各療養所の展示施設を
たすだろう。今後、多くの人
活用に向けて大きな役割を果
として、現場での資料保存・
地域における社会啓発の拠点
いでいく場として、あるいは
である。各療養所の歴史を紡
どちらも長い期間をかけて
企画され、完成に至ったもの
定である。
年6月1日に一般公開する予
ていた大型の実物資料や夫婦雑居
星塚敬愛園・沖縄愛楽園に
充実した展示施設
近年、各療養所での展示施設の
設置やリニューアルの動きが盛ん
になっている。
昨年 月 日、星塚敬愛園創立
周年を迎えるにあたり、同園に
「社会交流会館」がオープンした。
覧いただくことが
館内には歴史展示室、図書・閲覧
同園では二〇〇五年から文化会
館に展示室を設け、実物資料を中
室、エントランスホール(作品展
た方からは「入所者の方々の多様
心 に 展 示 し て い た が、「 社 会 交 流
できる。ここで入
な表情に出会えて感動した」とい
会館」のオープンに際し展示室を
示、交流スペースなど)が設けら
う感想も寄せられている。是非こ
れている。
たい。
の機会にご観覧いただきたい。会
れ替えた作品数点
本展では趙根在
の写真をテーマに
大幅に拡張し、全面リニューアル
分けて展示してい
日(日)まで。
期は5月
磨全生園入所者自治会会長)
、石
展の附帯事業で開催した大竹章さ
(当館映像ホール)が行わ
山春平(退所者、あおばの会会長)、 語 る 」
日 に 開 催 さ れ る。 全 体
がこれらを撮影した1970年は
と課題」
、第2部は宮坂道夫新潟
よる報告「ハンセン病問題の現状
テ ィ ー セ ン タ ー)、 E「 駿 河 療 養
治 体 と の 連 携 」( 同 園 コ ミ ュ ニ
について話し合う。
画「学生・市民入門講座~学生・
mizuno64@mbc.ocn.ne.jp
が開催される(会
黒崎彰写真展」
期4月 日~5月 日)
。
園・元ハンセン病図書館員 山下
道輔氏の記録2002~2014
なお同時期に当館1階ギャラ
リ ー で は「「 道 輔 さ ん 」 多 磨 全 生
メール:
FAX:〇三 ―三三五八 ―四四七三
TEL:〇三 ―三三五八 ―四四七二
で。
問い合わせは、東京・駿河集会
実行委員会(水野法律事務所)ま
れる予定だ。
んによる講演会「趙根在の写真を
2日目の午前は場所を移して各
分科会が開催される。タイトルと
東村山市長、武久顕也(瀬戸内市
護 士 )、 パ ネ リ ス ト・ 佐 川 修( 多
会場は次の通り。分科会A「国際
長)
、 熊 本 県 担 当 者 が 出 席 し、 連
ハンセン病市民学会第 回総
会・交流集会 東京・駿河が5月
連帯」(当館映像ホール)、B「教
居部屋の掃除」がある。現在、入
育」(多磨全生園中央集会所)、C
9 日・
テーマは「バトンをつなごう―当
まだ複数人による雑居生活であっ
1日目は都内の日経ホールが会
場となっている。開会式・総会の
大 学 教 授 を コ ー デ ィ ネ ー タ ー に、
回ハンセン病市民学会
団の打ち直し」
、
「包帯の巻き直
患者作業の写真としては新たに
「茶葉を刈る」
、「養豚」
、「裁縫」
、「布
森和男全療協会長と青木美憲邑久
午後は、平沢保治さんと森元美
代治さんが多磨全生園を案内する
第
事者運動と市民のかかわり―」
。
た。お互いに気を遣いながら少し
でも快適に生活をしようとする様
後、交流集会第1部は徳田靖之弁
し」
、
「床屋」
、
「ごみ回収」の7点
所・神山復生病院を訪ねて バス
「園内フィールドワーク」、特別企
護士と坂元茂樹同志社大学教授に
を展示した。これらの写真は、い
光明園副園長をパネリストに迎え
ツアー」(静岡県御殿場市)。
資料館も分科会講演会会場に
か に 多 く の 仕 事 を 入 所 者 が 担 い、
シンポジウム「バトンをつなごう
療養所運営がなされていたのかと
―当事者運動と市民のかかわり
いうことを改めて示している。
地 域 の 皆 さ ん 大 歓 迎 」、 当 館 企 画
子がこの2点から窺える。
星塚社会交流会館の内覧会
携の現況や療養所の将来構想など
所者は個室で生活しているが、趙
用の流し場」
、
「雑
た写真として「共
るが、日常を写し
についてご紹介し
含めた全
15
「 家 族 」( 同 園 福 祉 会 館 )、 D「 自
11
分科会D「自治体との連携」で
は、コーディネーター・近藤剛(弁
4
80
れ替え、
企画展
「こ
後期17点を入れ替えて開催
―」が行われる。
10
企画展「この人たちに光を 」
これまで展覧会をご覧いただい
29
17
66
12
11
in
31
10
第87号(季刊)
国立ハンセン病資料館
2015年4月1日